大学生にオススメの英語資格試験【5選】

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こんにちは!ユピテルです。

大学生の間に頑張りたいことの一つに英語を挙げる人は多いのではないでしょうか?しかし、ただ漠然と英語を勉強するよりも、具体的な目標を持って英語の勉強をした方が効率よくモチベーションを保って勉強できますよね。

特に、TOEICや英検などの英語資格試験は自分の英語力が具体的なスコアなどとして出るため、成長を感じやすく、英語勉強の目標設定に用いるのにオススメです。

しかし,世の中には英語資格試験が多くあり,何を受けたらよいのか分からない人,迷っている人も多いのではないでしょうか?

今回の記事では大学生にオススメな5つの英語資格試験を紹介します。これを読めば、あなたに合った英語資格試験がきっと見つかるはずです。

(この記事の情報は全て2022年2月22日時点でのものです。)

1.就活に役立てたいあなたには”TOEIC”

出典:【公式】TOEIC Program|IIBC

【公式】TOEIC Program|IIBC

TOEICはおそらく今日本で最も有名な英語資格試験で、多くの日本の企業において英語力を測る指標として使われています

科目はリスニングとリーディングの2科目のみで(”TOEIC Speaking&Writing”というスピーキングとライティングの能力を測るTOEICもありますが、一般的に”TOEIC”といえばリスニングとリーディングの”TOEIC L&R”のことを指します)、一般的な大学入試などと同様の大部屋でマークシート方式で実施されます。

受験人数が非常に多く、毎年日本全国で約200万人も受験します。そのため、参考書や問題集が非常に充実しています。また、TOEICはほぼ毎月開催されており、全国各地に受験会場があることも嬉しいポイントです。

申込みサイトも日本語なので、受験のハードルは非常に低いと言えます。受験料も7,810円と一般的な英語資格試験の値段です。

【公式】TOEIC Program|IIBC

2.留学を目指すあなたには”TOEFL”

出典:TOEFLテスト(受験者向け)

TOEFLテスト(受験者向け)

TOEFL(ここで言うTOEFLとは”TOEFL iBT”のことを指します)はアメリカを中心とする英語圏の大学や大学院に入学するのに必要な英語力を測るための試験です。そのため、交換留学や、海外の大学院への進学などを視野に入れている人は、参加したいプログラムや行きたい学校で要求されているTOEFLのスコアを目標に英語を勉強すると良いでしょう。

科目はリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4科目で、英語に関する全ての能力が試されます。受験スタイルは、比較的小さな受験会場で一人一台パソコンが割り振られ、キーボードやヘッドセットを用いて回答するという、大学受験などとは違う、あまり馴染みのないスタイルとなっています。

しかし,受験料が245米ドル(約3万円)と、その他の英語資格試験と比較して非常に高いのが難点です。また、地方では県内に試験会場がないことも多く(最近では新型コロナウイルス対策としてオンラインで自宅から受験することも可能になりました)、申込み手続きも英語が多いため、受験のハードルは少し高くなっています。

TOEFLのスコアには有効期限があることに注意が必要で、受験日からの2年間となっています。

留学を考えている人にとってはほとんど必須の試験といって良いですが、それ以外の人はその他の英語資格試験を受験した方が良いかもしれません。

TOEFLテスト(受験者向け)

3.英語初心者のあなたには”英検”

出典:英検(実用英語技能検定)|公益財団法人 日本英語検定協会

英検(実用英語技能検定)|公益財団法人 日本英語検定協会

英検は5級から1級まで7段階にレベルが分かれており,初心者から上級者まで自分に適したレベルの試験を受けることができることが特徴です。英語初心者がTOEICなどの試験を受けても、ほとんど解ける問題がなく,苦い経験になってしまう可能性が高いです。そのため、英語初心者には自分に合ったレベルの試験が受けられる英検がオススメです。

また、試験結果が合格/不合格で出るため、英語初心者にとっても達成感を得やすく,モチベーションを保ちやすい点も良いところです。

受験科目はリーディング、リスニング、スピーキング(面接)の3科目です(2級以上はライティングが加わります)。リーディング、リスニングの試験は一般的な大学入試などと同じ大部屋で、マークシート方式で実施され、スピーキングの試験は個室において英検の面接委員1人または2人との面接形式で行われます。

5級から1級にかけて難易度が高くなっていき、高校中級程度の準2級に合格すれば英語初心者を脱したと言えるでしょう。そのレベルに達した後は、あなたの英語勉強の目的に合った英語資格試験を選びなおして目標とすると良いと思います。

検定料は5級3,900円、4級4,500円、3級6,400円、準2級7,900円、2級8,400円、準1級9,800円、1級11,800円となっており、初心者向けの級であれば比較的安く受験することができます。日本の団体が作成・運営する試験であり、受験者も多く、試験会場が全国各地に用意されているため、受験のハードルは低く、初心者でも安心して受験することができます。

英検(実用英語技能検定)|公益財団法人 日本英語検定協会

4.海外就職・海外移住を目指すあなたには"IELTS"

出典:IELTS 公式サイト|英検協会

IELTS 公式サイト|英検協会

IELTSはイギリスを中心とする英語圏において生活したり、学校に通うのに必要な英語力を測るための試験です。留学向けのアカデミック・モジュールと移住・就職向けのジェネラル・トレーニング・モジュールの二種類があります。イギリス、オーストラリア、カナダなどでは移民・移住ビザや就労ビザの審査でIELTSのスコアが必要です。

受験科目はライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの4科目です。ライティング、リーディング、リスニングは大会場で筆記試験の形式で行われます。スピーキングは個室において試験官と1対1の面接形式で行われます。また、東京・大阪会場ではTOEFLのようにパソコンを用いて回答する形式での受験が可能となっています。

IELTSのスコアもTOEFLと同様、有効期限があることに注意が必要で、受験日からの2年間となっています。

受験料は25,380円となっており、TOEICや英検と比較すると少し高めです。

将来的に英語圏への移住や海外での就職を考えている人はIELTSのスコアを目標として英語を勉強すると良いでしょう。

IELTS 公式サイト|英検協会

5.TOEFLが受けられないあなたには”Duolingo English Test”

出典:Duolingo English Test

Duolingo English Test

Duolingo English Testは最近注目度が上がってきている新しい英語資格試験で、アメリカを中心とする英語圏において、入学時の英語力テストとして採用する大学や大学院が増えてきています。世界的に通用する英語資格試験のTOEFLやIELTSの受験料はいずれも2~3万円ほどで、大学生にとっては大きな出費です。しかし、Duolingo English Testの受験料は49米ドル(約6,000円)と、世界的に通用する英語資格試験としてはかなり安い設定となっています。

受験科目はリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4科目で、受験スタイルは自宅からパソコンを使ってオンラインで受験します。自分で受験環境を整えなければなりませんが、受験場所や日時に縛られることなく受験できるのは大きなポイントです。試験時間も1時間と短いため、比較的気軽に受験することができます。

公式で無料の練習テストが用意されており、好きなだけテストの練習をすることができます。しかし、まだあまり認知度が高くないため、市販のDuolingo English Test対策用の参考書や問題集はあまり充実しているとは言えません。

Duolingo English TestもTOEFLやIELTSと同様、テストスコアの有効期限は受験日から2年となっています。

留学を目指しているけど、TOEFL、IELTSは受験料が高すぎる、近くに受験会場がないという人にはDuolingo English Testがオススメです。しかし、自分の参加したい留学プログラムや行きたい学校がDuoligo English Testを採用しているかはしっかりと確認しましょう。

Duolingo English Test

6.まとめ

大学生にオススメの英語資格試験を5つ紹介しましたが、みなさんに合った英語資格試験を見つけることはできたでしょうか?

今回紹介した5つの試験の他にも、ケンブリッジ英検や国連英検、全国通訳案内士試験など様々な英語資格試験がありますが、どの試験を目標にしたとしても、英語力向上のためにはコツコツと地道に努力することが最も大切です。

大学によっては英語資格試験の団体受験や、受験料割引、受験料補助などのサービスを提供している場合も多いので、申し込みを行う前に必ず自分の所属する大学の公式ポータルサイトや掲示板をチェックしましょう。

このサイトの情報を上手に使って、皆さんが充実した大学生活を送れることを願っています。