大学生にオススメの資格試験【5選】

資格

こんにちは!ユピテルです。

大学生の間に何か資格を取ろうと考えている人も多いのではないでしょうか?

資格は就職にも役立ち、何かの分野に関する知識を体系的に学ぶ良いきっかけにもなります。また、大学生は多くの人にとって最後の学生生活であり、資格勉強のためのまとまった時間を取れる絶好の機会です。そのため、大学時代に資格の勉強をすることは非常にオススメです。

しかし、何の資格を取ったら良いのか分からない人も多くいると思います。

そこで、今回は大学生にオススメの資格試験を5つ紹介したいと思います。

(この記事の情報は全て2022年3月20日時点の物です。)

日商簿記

出典:簿記 | 商工会議所の検定試験

簿記 | 商工会議所の検定試験

1つ目のオススメの資格は「日商簿記検定」です。

簿記とは、会社などの日々の経済活動におけるお金や資産の出入りを記録する手法のことを言います。簡単に言えば、会社における家計簿の付け方です。

この簿記の勉強をすることで、企業の経理部や財務部、税理士事務所や公認会計士事務所の実務を行う上で必要な知識が身に付き、それ以外の人にとっても、企業の決算報告書を読んだりすることができるようになります。

採用内定者に簿記の取得を求める企業も多く、就活においてアピールポイントになります

日商簿記検定には1級から3級まであり、1級が最もレベルが高くなっています。一般の大学生は3級および2級の取得を目指すと良いと思います。

各級の合格率は3級:約40%、2級:約20%、1級:約10%となっています。

受験料は、3級:2,850円、2級:4,720円、1級:7,850円です。

簿記 | 商工会議所の検定試験

基礎情報技術者試験・応用情報技術者試験

出典:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:基本情報技術者試験

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:基本情報技術者試験

2つ目のオススメの資格は「基礎情報技術者試験」・「応用情報技術者試験」です。

この2つの試験は情報処理推進機構が運営する、「高度IT人材に求められるITに関する知識や技能」を身に着けていることを認定する試験です。

IT化が進む世の中において、IT系人材の需要は高まり続けており、IT系人材の不足が叫ばれています。大学で情報系が専攻でなかった人がIT系の仕事に就くことも多く、IT系以外の仕事に就いた人でも、何らかの形でIT技術に関わる人は多いでしょう。

そのため、この資格試験は情報系の大学生にはもちろんのこと、情報系が専攻でない大学生にもオススメの資格です。

まずは基礎情報技術者試験の合格を目指し、ITエンジニア志望の学生は応用情報技術者試験合格も目指したいところです。

IT系企業に就職したいと考えている人にとっては就活において強いアピールポイントとなるでしょう。

合格率は、基礎情報処理技術者試験:約25%、基礎情報処理技術者試験:約20%となっています。

受験料は、いずれも7,500円です。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:基本情報技術者試験

宅地建物取引士

出典:一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験

一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験

3つ目のオススメの資格は「宅地建物取引士」、いわゆる「宅建」です。

宅地建物取引士とは、不動産取引の法律に関する専門家の資格であり、国家資格です。そのため、宅地建物取引士にしかできない「独占業務」が存在します。

不動産会社の業務の中には宅地建物取引士にしかできない業務があるため、不動産業界で就職したいと考えている人にとっては大きなアピールポイントとなります。

一方、不動産とは関係のない職に就きたいと考えている人にとっても、民法の基礎を学べる資格として非常に役に立つ資格です。私たちは生活していく上で様々な契約を結びながら生きています。これらの契約に関する様々な決まりごとを定めたものが民法です。そのため、宅建を通して民法について学ぶことで、いざという時に自分の身を守ることができます。

合格率は約15%と、今回挙げた資格試験の中では比較的難しい資格となっています。

受験料は7,000円です。

一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験

ファイナンシャル・プランニング技能検定

出典:FP技能検定 | 日本FP協会

FP技能検定 | 日本FP協会

FP技能検定 | 一般社団法人 金融財政事情研究会

4つ目のオススメの資格は「ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)」です。

ファイナンシャル・プランニング(FP)とは、人生の夢や目標を実現するための総合的な資金計画を立て、経済的な側面からそれらの実現に導く方法のことです。

ファイナンシャル・プランニングを学ぶことで、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度などのお金に関する幅広い知識を身に着けることができます

年金制度が崩壊しかけており、政府によると老後に約2000万円もの資産が必要と言われている今の日本において、自分の資産形成プランを考えることは非常に大切です。

また、FP技能士が活躍できる場は金融業界、保険業界、不動産業界など、多岐にわたり、就活においてアピールポイントとなります。

FP技能検定には1級から3級までの級があり、大学生であれば、3級および2級の取得を目指すと良いでしょう。

合格率は3級:約70%、2級:約40%となっています。

受験料は3級:6,000円、2級:8,700円です。

FP技能検定を実施している団体は日本FP協会と金融財政事情研究会の2つあり、いずれの団体から申し込んでも同じ試験を受けることができます。

FP技能検定 | 日本FP協会

FP技能検定 | 一般社団法人 金融財政事情研究会

秘書検定

ビジネス系検定

ビジネス系検定

5つ目のオススメの資格は「秘書検定」です。

秘書検定とは、社会人に必須の基本的な常識・マナーが出題され、自らの「人柄の良さ」の表し方が問われる試験です。

秘書検定の勉強をすることで、社会人になって必要な常識やマナーを身に着けることができ、仕事を円滑に進めることができるようになることが期待できます。

秘書検定それ自体で就活における大きなアピールポイントになるとは言い難いです。しかし、就活で必要な、エントリーシートや面接などを通じて自らの人柄の良さを相手に伝えるというスキルを秘書検定を通して磨くことができます。

秘書検定には1級から3級までの間に4段階の級があり、1級が最もレベルが高くなっています。大学生は2級および準1級の取得を目指すと良いでしょう。

合格率は3級:約70%、2級:約60%、準1級:約40%、1級:約30%となっています。

受験料は3級:2,800円、2級:4,100円、準1級:5,300円、1級:6,500円です。

ビジネス系検定

まとめ

いかがだったでしょうか?合格を目指してみたいと思える資格は見つかったでしょうか?

大学生は資格取得のためのまとまった時間を取れる最後のチャンスです。

このチャンスを生かして資格を取得することで、就職を有利に、さらには今後の人生を豊かにすることができるかもしれません。

みなさんが充実した学生生活を送れることを願っています。

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